ON ZA LINEという日本人陶芸ユニット(とお呼びしていいのかしら)がいます。 今回のコレクションで彼女たちの創りだす世界は、地球上のあらゆる事象の模倣の世界。おもにグリーン。これまでの作品とはまたひと味もふた味も違う、新たな空気感です。 これまでの彼女たちの作品たちに私が抱いていたのは、「可愛い」という印象でした。女の子が好きそうなシャンデリアなんかを陶器で創って、真っ白で美しい作品たちでした。 それが今回「The Garden as Science Fiction」は、例えば「苔リング」のように、真っ白な陶器に寄り添って有機的なものが巻き込まれています。それらがとても大切なものである、ということに気づかされます。